佐見歌舞伎からは、「寿式三番叟(ことぶきしきさんばそう)」を上演させていただきました。
当日は、午前8時半から音響打ち合わせ、会場の確認を行い、午前9時より支度をはじめました。
支度に使わせていただいたのが、「カイロプラクティック健心(けんしん)」さんです。
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本当にお世話になりました!ありがとうございました!
当日は、風が少し強く寒かったですが、お天気がとても良くて気持ち良い日!
自分たちで化粧をするのは、これが2回目。
前回の、南三陸町での三番叟上演の際は、夏まっさかりの暑い日でした。
季節で大きく違うのは、お化粧のとき、鬢付け油が伸びにくいことです。
油が綺麗に塗れないと、練りおしろいが綺麗につきません。
とても大事なところです。
ヒーターをお借りすることができたのもとても助かりました。
ヒーターの近くで手を暖めつつ、手に載せた鬢付け油をよく温めました。
伸びが良くなったところで、顔全体に伸ばします。
小鼻、目の下、唇に塗り残しがないように丁寧に伸ばします。
練りおしろいも、やっぱり夏に比べると伸びづらかった感じがします。
今回は、前回よりも目の周りの紅を強めに書きました。
化粧に約40分かかりました。
前回は1時間かかったので、それよりは少し早くできるようになりました。
次に、着付け。
手の甲もおしろいを付けるのですが、着付けがあるので後回しです。
三番叟の衣装を着る前に、タンクトップとハーフパンツを着ています。
その上から、肌襦袢を着て着付けを始めました。
お互いで着付けていくと暑くなるので、この地点でヒーターはオフ。
順番に着付けていきます。
堂々と太く見せるために、肉襦袢を着ます。
特に、肩が落ちないように肩にも綿がしっかり!
肉襦袢を着たあと、更にウエストまわりに綿が入ったものを巻きます。
女性なので、これには胸の下にも綿を入れて、そこにタオルかバスタオルを入れます。
もこもこ!
この上から、襟が水色の襦袢を着ます。
さ、ここから、時間との戦いとなってしまったので、
細かく撮影できていませんが、
赤い襦袢を着た後、一度帯で貝の口で縛ります。
上から三番叟の装束の上を着て、袴を履きます。
文字で書くと一瞬ですね(^_^;)
ここまでで、1時間少しかかりました。
ちょうど出番5分前に準備ができました。
舞台ではこんな感じです。

佐見歌舞伎の「寿式三番叟」は、前半5分、後半10分です。
風が強く、何度も扇が煽られてしまいましたが、力強く踊らせていただきました。
今回の黒子は、佐見歌舞伎の役者が行いました。
当日は、宮城県南三陸町青年部のみなさんもバザーなどに参加してくださっていました。
美味しいホタテや、笹かまぼこの販売をしてくださいました!
今年の五穀豊穣に感謝し、ますますの発展、復興、繁栄を祈念して踏ませていただきました。
今回も、白川町商工会青年部のみなさんには大変お世話になりました。
本当にありがとうございました!
今後共、佐見歌舞伎は、東北支援と地元の文化継承に尽力して参りたい所存です。
どうぞよろしくお願いいたします。
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